「ドラゴン桜」第 5 回(0)(発表例)
:このドラマは元暴走族の貧乏弁護士 が偏差値 36 のおちこぼれ高校生達を
①(学歴社会の最高峰、東京大学に現役 合格させるまでを描く奇跡と感動の記 録である)。
阿院:阿院修太郎です。さっそくですが、
これは私が考案した理科の短期間必勝 攻略法です。…はい。…はい。…はい。
…はい。
矢島:何だよ、これ?
阿院:この絵は摩擦力を理解するのに 使います。男の子が滑り台を滑ったら、
ズボンがずれてしまう。②(このズボン をずらす力、これが摩擦力です。進行 方向とは常に逆の方向に働きます)。
水野:わかりやす(い)。
阿院:これを教科書では、このような図 で説明してしまう。これでは印象が残 らなくて、すぐに忘れてしまう。その ようにならないための工夫が、このよ うな「コマ割りマンガ理解術」です。こ れだと、印象深い絵だから、記憶が定 着しやすい。このように、③(数学や物 理など、現実離れしていて抽象的で、
頭に入りにくい学問は、絵の印象とか 語呂合わせで覚えるんです)。
緒方:また増えた。
桜木:今日からおまえらが国語を見て もらう芥山龍三郎先生だ。
芥山:④(今日はまず、古文の授業を始 めましょう)。
香坂:うわー、古文!
小林:あの、チョーわけがわからないや つ?
芥山:心配することありませんよ。みな さんが使う古文の教材はこれです。
:這部戲劇是描寫前飆車族的貧窮律師,
讓偏差值36 的落後高中生們應屆考上 學歷社會的最高峰,東京大學的奇蹟與 感動的紀錄。
阿院:我是阿院修太郎。雖然突然,但這 個是我所思考的短時間理科必勝攻略法。
請…。請…。請…。請…。
矢島:什麼東西,這個?
阿院:這個圖是用來理解摩擦力。男孩子 滑下溜滑梯的話,褲子就會脫落。這個 讓褲子脫落的力量,就是這個摩擦力。
總是作用於和行進方向相反的方向。
水野:真是簡單好懂。
阿院:這在教科書上,是用這樣的圖說 明的。這樣的話,無法留下印象,馬上 就會忘掉。為了不這樣忘掉所下的工夫,
就是這種「分格漫畫理解術」。這個的話,
因為是印象深刻的圖,所以記憶容易固 定。像這樣,數學或物理等,脫離現實 抽象的,難以頭腦吸收的學問,用圖畫 的印象或口訣等來記憶。
緒方:又增加了。
桜木:這位是從今天開始教導你們國文 的芥山龍三郎老師。
芥山:今天首先,先開始古文的課程吧。
香坂:嗚啊~,古文!
小林:那個,超~讓人弄不懂的東西?
芥山:不用擔心喔。各位所使用的古文教 材是這個。
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水野:また。
矢島:マンガ。
芥山:⑤(どうしてみなさんは古文とい うと、毛嫌いをするのか、わけがわか らないと敬遠するのか。それはみなさ んに、あの時代のことがピンと来ない からです)。昔は電気もない。テレビも ステレオもない。映画もゲームもない。
どうです、矢島君?
矢島:嫌だ。暇で死ぬ。
芥山:ふふん、そうです。中世に生きる 人たちは暇なんです。そして暇だから、
恋をする。恋をすれば、一日中、スケベ なことも考える。ははは…、まあ、つま りね、⑥(古文なんていうのは、スケベ な人間が暇潰しにエッチなことを書い てたりもするわけなんですよ)。どうで す?何が書いてあるのか知りたいとは 思いませんか。
緒方:勇介ちゃん、見して。
小林:見してー。
芥山:ははは。
小林:すごーい。
緒方:…見たいの?
柳:うまいな。もう生徒達の心を掴んど る。
井野:私だって生徒の心は掴んでます。
桜木:おまえはただ、原チャリで海に落 ちて掴んだんだろ?
阿院:桜木先生。⑦(元々この高校にい た先生方はどうなるんすか)?
桜木:⑧(ご安心ください。ちゃんと考 えてありますから)。
【言葉】
・偏差値…実際の成績ではなく、成績が どのぐらい平均から離れているかを示 す数値。
水野:又是。
矢島:漫畫。
芥山:為什麼大家一提到古文,就厭惡 呢,因為搞不懂所以敬而遠之嗎。那是 因為各位,對那時代的事無法理會。古 時候沒有電。也沒有電視和收音機。電 影和遊戲也沒有。如何,矢島同學?
矢島:不要。閒的要死。
芥山:哼哼,就是這樣。活在中世的人們 就是很閒。然後因為很閒,所以談戀愛。
談戀愛的話,就會一整天,在想入非非 的事。哈哈哈……,總之,也就是說,
所謂的古文,也就是好色的人為了打發 時間所寫的好色的事喔。如何?不想知 道寫了些什麼東西嗎。
緒方:勇介,讓我看。
小林:讓我看~。
芥山:哈哈哈。
小林:真厲害~。
緒方:想看嗎……?
柳:真厲害。已經掌握住學生們的心了。
井野:我也抓住了學生的心。
桜木:你只是,騎機車掉到海裡被抓住 吧?
阿院:櫻木老師。原本待在這所高中的老 師們會怎麼樣呢?
桜木:請您放心。已經想好方案了。
・コマ割り…マンガで場面を構成する こと。
・原チャリ…原動機付き自転車(=50cc のバイク)
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