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河川計画・管理への利用

値の補正を行わなければならない。

<関連通知等>

1) 水文観測データ品質照査の手引き(案),平成 16 年 9 月 17 日,国土交通省河川局河川環 境課課長補佐事務連絡.

(2) 水位の異常値補正

<必 須>

水位の観測値は、観測機器の点検結果により、水位計の動作エラー等のセンサー異常、水位 標読み値とセンサー値のズレ、地盤沈下等による零点高の変化、自動記録装置内の内蔵時計の ズレ、伝送経路(テレメータ)の異常等が確認された場合には、各器械と観測値の異常に応じ て観測値の補正を行わなければならない。

<関連通知等>

1) 水文観測データ品質照査の手引き(案),平成 16 年 9 月 17 日,国土交通省河川局河川環 境課課長補佐事務連絡.

(3) 流量の異常値補正(流量の現地照査)及び水位流量曲線の作成

<必 須>

現地において観測された個別の流量観測値は、水位・水深や流速分布等の計測値を基に算出 される。このため、それらの計測値に誤りや異常がないか、流量の算出過程に誤りがないか、

その観測の都度速やかに異常値補正(以下、流量においては、“現地照査”という。)を行い、

品質の確保・向上に努めなければならない。

<必 須>

流量の現地照査により、現地観測の時点で誤りや異常が疑われる観測値が含まれていること が判明した場合には、その観測値について現地にて再測定をしなければならない。

ただし、観測手法の適用等における明らかな誤りを除き、個別の流量観測の時点で誤りや異 常が疑われた場合には、その観測値を簡単に除外せず、必ず再測定値と併せて観測野帳に記録 し保存しておかなければならない。

異常値かどうかの判断については、その後の断面再測量結果や低水・高水の流量観測結果、

水位流量曲線作成過程等を併せて参照し、最終的に総合判断しなければならない。

<標 準>

流量の現地照査は、現地における流量観測作業の終了直後(高水流量観測に当たっては、そ の作業中又は作業終了直後)に行うことを標準とする。

① 準備

<標 準>

流量の現地照査に当たっては、以下の資料(写しでもよい)を事前に収集し、照査作業に備 えることを標準とする。

観測流量表、流量観測野帳、流量計算書、断面計算書、横断面図

水位流量(H-Q)関係資料、水位断面積(H-A)関係資料、及び、水位流速(H-V)関係資料

照査方法

<必 須>

流量の現地照査は、下記の4つの照査図を用いて行わなければならない。

1) 「横断図~流速・流量図」

2) 「観測水位流量図(H-Q図若しくはH-√Q図)」

3) H-A図 4) H-V図

これらの当該照査図上に、観測値を速やかにプロットし、大きな外れがないかどうか、前回 までの観測時に作成した照査図との変化がないかどうかを確認し、観測時点における水理水文 条件に照らし、誤りや異常が含まれるかどうかを迅速に総合判断しなければならない。

本照査作業により、当該時点の水理水文条件によるものとは確定できず、流量観測の誤りや 異常による可能性を否定できない観測値が含まれていることを確認した場合は、速やかに異常 が疑われる観測値の再測定作業を行わなければならない。

<標 準>

固定式流量観測手法による流量観測値については、主要な洪水発生の直後に現地照査作業を 行うことを標準とする。

1) 流量算出に影響を与える河床変動等が生じたことが本章の第 4 節 4.3.3 流量観測所横 断線に定める観測断面の横断測量の結果明らかになった場合には、流速補正係数の見直 しや断面積情報の更新を迅速に行い、リアルタイムでの連続的な流量観測値の品質の確 保・向上に努める必要がある。

③ 「横断図~流速・流量図」による照査図の作成

<必 須>

流速測定における誤りや異常の有無を確認するため、流量観測作業のたびに、最新の横断測 量成果を描いた横断図の上半部の縦軸に、流量観測作業による各測線の流速値(測定値及び測 線の平均流速値)をプロットしてこれを線で結ぶものとする(図 2-5-2 参照)。水深分布と流 速分布との関係に不自然な部分がある場合は、その測線における観測の異常によるものである 可能性がある。

図2-5-2 横断図~流速・流量図

「観測水位流量図(H-Q図若しくはH-√Q図)」による照査図の作成

<必 須>

流量観測や流量算出過程における誤りや異常の有無を確認するため、観測水位と計算流量を 前年の水位流量曲線図(水位流量曲線を作成していない場合は前年の水位流量関係をプロット した図)にプロットするものとする(図 2-5-3)。

高水流量観測に当たっては、更に一連のイベントにおける観測値群のプロットを時刻順に線 で結ぶものとする。Qの代わりに√Q(2次式の場合。図 2-5-4)若しくはQ1/n(n次式の 場合)を横軸にとった図でもよい。

これらの観測水位流量図上にプロットされた新しい流量観測値が、既往の水位流量関係から 大きく外れる場合は、河床変動や下流水位条件等の水理条件の変化の可能性とともに、観測又 は流量算出過程の異常によるものである可能性がある。

図2-5-3 観測水位流量図(H-Q図)

図2-5-4 観測水位流量図(H- Q 図)

H-A図、H-V図による照査図の作成

<必 須>

流量観測や流量算出過程における誤りや異常の有無を確認するため、直近の横断測量結果に 基づくH-A図(水位断面積関係図)、及び、直近の流量観測におけるH-V図(水位流速関 係図)に対して、現地での水位や水深観測結果に基づく断面積算出結果や、現地での流速観測 結果をプロットする。

これらの図上にプロットされた新しい流量観測値が、既往の関係から大きく外れる場合は、

河床変動や下流水位条件等の水理条件の変化の可能性とともに、観測又は流速・断面積算出過 程の異常によるものである可能性がある。

図2-5-5 水位断面積関係図(H-A図)の例

図2-5-6 水位流速関係図(H-V図)の例

-4.00 -3.00 -2.00 -1.00 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00

0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 4.50

水位H (m)

流速(断面平均流速) V (m/s)

<推 奨>

なお、H-V図において、Vとしては全断面での平均流速について作成するだけではなく、

測線ごと(区分断面ごと)の平均流速についても作成することが望ましい。この図を活用する ことで、具体的にどの測線(区分断面)の水理条件の変化又は観測・算出の異常によるもので あるかを特定することができる。

<参考となる資料>

その他、水位流量曲線の精度に影響を与える要素の確認手法については、下記の資料が参考 となる。

1) 国土交通省監修,(独)土木研究所編著:水文観測,第 5 章 観測記録の整理と保存 5・6 水 位流量曲線,全日本建設技術協会,2002.

5.3.3 標準照査

<標 準>

標準照査は、観測機器を設置・計測値の回収等を行う事務所等が、照査の対象とする当該水 文観測所ごとの水文観測データを用いて行う照査であり、「水文観測データ品質照査要領」に 基づき、異常値補正では検知できない異常値を検出し、修正することを標準とする。

標準照査によって正常値と判断された観測値及び修正を実施した観測値については、「水文 観測業務規程」第 14 条の各事務所長が地方整備局長に報告する水文観測データとなる。

<関連通知等>

1) 水文観測データ品質照査要領,平成 14 年 4 月 22 日,国河環第 10 号,国土交通省河川局 河川環境課長通知.

(1) 雨量の標準照査

<必 須>

雨量について、以下のような極端な値が観測されていないか、照査を行わなければならない。

1) 雨量観測所ごとに時間雨量上限値を定め、それを超過する時間雨量記録を検出する。

2) 雨量観測所ごとに月ごとの最大時間雨量の平均と標準偏差を求め、統計的に極端に大き い時間雨量記録を検出する。

3) 雨量観測所ごとに日雨量上限値を定め、それを超過する日雨量記録を検出する。

4) 雨量観測所ごとに月ごとの最大日雨量の平均と標準偏差を求め、統計的に極端に大きい 日雨量記録を検出する。

上記により抽出された極端に大きい観測値について、正常値か異常値かを判断する。異常値 の場合は、欠測とするか仮値で補填するかを判断する。これらの判断基準・方法については、

下記関連通知によるものとする。

<関連通知等>

1) 水文観測データ品質照査要領,平成 14 年 4 月 22 日,国河環第 10 号,国土交通省河川局 河川環境課長通知.

2) 水文観測データ品質照査の手引き(案),平成 16 年 9 月 17 日,国土交通省河川局河川環 境課課長補佐事務連絡.

(2) 水位の標準照査

<必 須>

水位について、以下のような極端な値が観測されていないか、照査を行わなければならない。

1) 水位観測設備ごとにその観測所でとり得る値の上・下限値を設定しておき、それらを超 過する水位記録を検出する。

2) 水位観測設備ごとに 1 時間当たりの水位変動量の上・下限値を定めておき、それらを超

2) 水位観測設備ごとに 1 時間当たりの水位変動量の上・下限値を定めておき、それらを超

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