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Construction and Operation of a Network System Using Authentication L2 Switches

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Academic year: 2022

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L2 認証スイッチを用いたネットワークの構築と運用

Construction and Operation of a Network System Using Authentication L2 Switches

徐 浩源1、古門 麻貴2 Hao Yuan XU1 , Maki FURUKADO2 横浜国立大学総合情報処理センター1

Information Processing Center, Yokohama National University1 横浜国立大学経営学部情報センター2

Information Center, Faculty of Business Administration, Yokohama National University2

240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台 79 79, Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama 240-8501, Japan

[email protected]1 , [email protected]2

概要

インターネットが日常化した現在、大学の自習室やホールなどの不特定多数の人が出入りするオープンエ リアで各自が用意したノート PC などを、自由に情報コンセントや無線 LAN に接続してインターネットなど にアクセスしたい、というニーズが高まっている。しかし従来の DHCP 方式だけで、ネットワーク利用時に ユーザ確認をしない接続サービスを提供することは、重大なセキュリティ問題を引き起こす恐れがある。本 文は、L2認証スイッチを用いて、ネットワーク接続時にユーザ確認を行う“認証ネットワークシステム”の 構築例を報告する。さらに、接続場所を移動しても、全学レベルのユーザデータベースで認証を行った上で アクセスログも管理できる仕組みについて紹介する。

キーワード

L2 認証スイッチ、認証ネットワーク、DHCP、RADIUS、NIS

1 はじめに

ここ数年、総合情報処理センターは、本学のネッ トワークおよび教育基盤システムを整備し、情報処 理教育、学術研究および事務運営などを円滑に行う ため、これらのシステムの運用・保守および利用者 支援と指導を行ってきたが、現在は特にネットワー クのセキュリティ強化・管理に力を入れている。

各部局においてセキュリティの問題は、日々深刻 化している現状が報告されている。ネットワークに おけるセキュリティ強化と安全確保は必須のもので あり、現在、総合情報処理センターは、ネットワー クセキュリティ強化のため、全学のセキュリティポ リシーの策定を急いでいる。

本学のネットワーク接続環境は、各部局および各 研究室独自の認証基準で運営されているが、現在の ところオープンエリア(各学部講義棟、大学会館、

教育文化ホールなど)においては、利用者は無認証 でネットワークを利用することができる。このよう な環境はセキュリティの観点からみて大変危険であ り、一刻も早くネットワーク利用時における認証シ ステムを導入することが必要であると考えた。

本文では、上記オープンエリアのうち、経営学部 および図書館に認証ネットワークシステムを構築し た概要を報告する。

2 システムの特徴と構成

現在、認証ネットワークシステムについて、UNIX 系システムに認証機能を備えたゲートウェイ型認証 システムや IEEE802.1x を実装したスイッチを利用 するシステムなどが提案されている。これらのシス テムには、ハード的な制約やクライアント端末に認 証のための専用ソフトを導入しなくてはならないと いうソフト的な制約がある。また、これらの機器の 大半は高価であり、予算上の制約から、本学におけ る認証ネットワーク導入として、日立電線製認証機 能付 L2 スイッチを利用する方式を採用した。この スイッチには 2 種類の認証モードがある。Shared Port Mode(シェアードモード)と Designated Port Mode

(デジグネイティッドモード)である。どちらのモ ードもクライアント端末に Web ブラウザさえあれ ば認証を行うことができる。今回は特定のサブネッ トにおいて認証ネットワークを構築するため、シェ アードモードを用いた。

認証ネットワークの設計においては、主に以下の 点に着眼した。(1) 総合情報処理センターのユーザ データベースに登録しているユーザであれば、学内 にあるどこの認証ネットワークにおいても、認証を 受け、ネットワークに接続できる環境にすること、

(2)

(2) 障害に強い認証ネットワークシステムの構築を 目指すこと、(3) セキュリティ強化を図るため、利 用者の Web アクセスを必要なときに解析できるよ うに、Web アクセスログを強制的に取れるシステム とすること、である。

認証ネットワークの構成は、下記の通りである(図 1参照)。クライアント端末に IP アドレスを自動的に 配布する DHCP サーバと、クライアント端末の認証 リクエストを認証データベースに問い合わせを行わ

せる Radius サーバを、それぞれ二重化した。これら のサーバは、集中管理を行うため総合情報処理セン ターのネットワーク室に設置した。また L2 認証ス イッチは、講義棟などのローカルネットワークサイ ドに設置した。この L2 認証スイッチは、従来の VLAN 構成をそのまま利用することができるトラン ク制御が可能なため、必要な場所へ認証ネットワー クを構築することが容易であった。

ローカル研究棟・講義棟 総合情報処理センター

図 1 認証ネットワーク構成

3 システムの仕組み 3.1 認証の仕組み

今回採用したシェアードモードでは、認証スイッ チの各ポートの配下にある複数端末の認証を同時に 行うことができる。具体的には、ポートに接続して

いる島ハブやスイッチ配下のクライアント端末およ び無線アクセスポイント配下のクライアント端末が、

認証スイッチに Web でアクセスすることから、複数 ユーザを同時に認証することが可能である。

図 2はクライアント端末が認証を受けるまでの動 作概要を示している。

図 2 認証動作の概要説明

① IP アドレス取得:: DHCP 端末の場合、運用系 DHCP サーバから IP アドレスを取得する。

L3/Switch Catalyst-6509

● 非認証Vlan

Building L2/SW

L2/Floor/SW

DHCP×2 Radius×2

L2/Floor/SW

L2/Floor/SW

L2/Floor/SW Authentication

L2/SW AP

NIS Server

認証Vlan

Authentication L2/SW 認証スイッチ

L2/Floor/SW

DHCP Server Radius Server

Campus network

④NIS サーバに問合せ

NIS Server

⑤NIS の回答

⑥認証結果回答

③認証サーバに問合せ

①正式 IP の取得

⑦認証スイッチに認証端 末をフルアクセス登録

②認証 Web サイトに アクセス

認証 認証固定 IP

DHCP 端末 端末 認証不要な機器

サーバ、プリンター類

(3)

② 認証 Web サイトにアクセス: 端末から Web ブラウザにて認証 Web サイトにアクセスし、ユーザ ID とパ スワードを入力する。

③ Radius サーバに認証問合せ: 認証 Switch が Radius サーバに対しユーザ ID とパスワードを問合せる。

④ NIS サーバに問合せ: Radius サーバが NIS サーバに対しユーザ ID とパスワードを問合せる。

⑤ NIS サーバの回答: NIS サーバが Radius サーバの問合せに回答する。

⑥ Radius サーバの結果応答: Radius サーバが認証スイッチへ認証許可/不許可を応答する。

⑦ 認証端末をフルアクセス登録: 認証成功であれば通信可能、認証失敗であれば通信不可能。

3.2 ネットワークの設計について

認証スイッチのポートに無線アクセスポイント (AP)を導入することも可能である。無線 LAN のクラ イアント端末に対し、ポートローミング機能を利用 することができる無線の認証済端末であれば、再認 証することなく通信可能である。ただし、同一認証 スイッチ内の同一 VLAN へのローミングに限る。端末 がローミングしたことは、認証スイッチのログに記 録される。

認証スイッチの仕様ではスイッチ 1 台あたり最大 300 端末が同時接続可能であるが(1 ポートに 300 端 末接続も可)、実際推奨される接続数は 100 端末であ る。また IP 固定端末、DHCP 端末の両方に対応してい る。クライントは標準的な Web ブラウザを実装して いればよく、OS には依存しない。

一方、非認証ネットワーク内の端末が、認証ネッ トワーク内の一部共用機器(プリンターなど)と通 信したい場合は、認証ネットワーク内の機器の MAC アドレスを認証スイッチに登録する。この登録によ って、機器のパケットは認証なしに LAN 上を行き来 することができるようになり、機器と非認証ネット ワ ー ク 内 の 端 末 間 の 通 信 が 可 能 と な る 。 ま た 、 Windows 系ドメイン・コントローラ・サーバ(DC)が 非認証ネットワーク内にあり、ドメインに参加する クライアント端末が認証ネットワーク内にある場合 は、認証スイッチに DC の IP アドレスを登録する。

この登録によって、クライアント端末と DC 間のパケ ットは、認証なしに LAN 上を行き来することができ るようになり、クライアント端末と DC 間の通信が可 能となる。

4 システムの運用 4.1 ログイン

クライアント端末のブラウザから認証 Web サイトへ アクセスし、ユーザ ID とパスワードを入力する(図 3参照)。認証に成功するとネットワークの利用を開 始できる。認証 Web サイトの URL は、認証スイッチ に登録する。

4.2 ログアウト

認証ネットワークにログインしたユーザがいつロ グアウトしたかについての情報は、ネットワーク利

図 3:ログイン画面と認証成功画面 用状況を把握する上で重要である。ユーザが認証ネ ットワークからログアウトしたことを、認証スイッ チが認識する方法は、次の 5 通り用意されている。

(1) 認証 Web サイトからログアウトを実施:

ユーザが認証 Web サイト上のログアウトボタ ンをクリックしたとき

(2) 認証スイッチ接続ポートのリンクダウン:

ユーザが利用しているクライアント端末が、直 接認証スイッチのポートに接続している場合 に、認証スイッチとクライアント端末の接続が 切れたとき

(3) ping によるタイムアウト:

認証スイッチからユーザが利用しているクラ イアント端末へ、定期的に ping ボーリングし、

一定時間 ping の応答がなかったとき (4) Max time 指定によるタイムアウト:

ユーザが認証ネットワークへログインしてか ら Max Time 経過したとき(ネットワーク切断 前、クライアント端末への予告はない)

(5) クライアント端末から特定パケットを認証スイ ッチへ送信:

ユーザが利用しているクライアント端末から 認証スイッチへ、ネットワークの利用を終了す ることを知らせるための特別なコマンドが送 信されたとき(特別なコマンドは、事前に認証 スイッチに設定する)

ユーザがログアウトしたことを把握する最も確実 な方法は(1)であるが、ログアウトするために、再度 認証 Web サイトにアクセスすることをユーザに期待 することは難しい。そこで(1)以外の方法を有効に利 用した。

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4.3 ログの管理

Radius サーバのログファイルには、クライアント 端末の IP Address, Mac Address, ログイン・ログアウ ト時間が記録される(図 4を参照)。しかしこのログ からは、ユーザのアクセス状況を把握することはで きない。特に Web アクセスにおいて、掲示板への書

き込みなどのいたずらなどにより、大きなトラブル へ発展する可能性もある。これらのことに対応する ため、L3 スイッチで、認証ユーザの Web アクセスを 強制的に Proxy サーバにリダイレクトさせることに より、Web アクセスログの収集可能な環境を構築し た。

Mac Address

ユーザ ID

図 4:ログの一部

5 検証結果

クライアント端末が IP アドレスを取得する時間、

クライアント端末が認証を受けるまでのレスポンス 時間は以下の通りである(表 1参照)。

建 物

IP Address を取得 する時間

ブラウザを起動 後、認証画面が表

示されるまでの 時間

ログインボタン をクリックして から、認証結果が

表示されるまで の時間 A 3.622 2.536 0.703 B 3.744 2.402 0.743 C 3.673 2.408 0.743 D 3.663 2.530 0.746

※各建物の各階ごとに 5 回データを採取し、建物ご との平均値を算出(単位:秒)

表 1:検証結果

ユーザにストレスを感じさせない速度で認証作業 が行えたといえよう。

6 問題点

システム構築時および構築後、問題となった点は、

(1) 認証スイッチ仕様(ROM への組込)から、認証 Web サイトのログイン画面を変更することがで きないこと(認証 Web サイトを、ユーザへの連絡 事項や利用上の注意などの掲載に利用すること ができない)

(2) ユーザ認証に利用しているプロトコルが http であ り、https プロトコルではないこと、

(3) ユーザが認証ネットワークからログアウトした ことを把握する方法として「4.2(3)ping によるタ イムアウト」を利用しているため、クライアント 端末のパーソナルファイアウォール機能(ping ア

タックをブロックする機能が含まれている)を解 除しなくてはならないこと

(4) 膨大なアクセスログが発生するが、アクセスログ の保管やログ解析のためのログ管理システムが、

まだ構築されていないこと などがあげられる。

7 おわりに

認証ネットワークシステムを構築したことにより、

利用資格のないユーザによってネットワークを利用 されるという問題は改善された。また,ネットワー クトラブルが発生した場合も、Radius サーバと Proxy サーバのログを解析することにより、トラブル状況 の事実確認を迅速に行うことが可能になった。今回 の認証ネットワークシステムの導入対象は、経営学 部と図書館であったが、今後は他学部講義棟などの オープンエリアにも導入していく予定である。本報 告で紹介した認証ネットワークシステムが、オープ ンエリアのネットワーク管理者が抱える問題の一つ といえる「ネットワーク利用者の把握」および「Web アクセスログ収集」についての一助になれば幸いで ある。

8 参考文献

[1] IPA 情報処理振興事業協会:http://www.ipa.go.jp/

[2] 只木進一、藤江博文、渡辺健次、渡辺義明:公開 端末及び利用者移動端末の認証システムとそのディ スクレスマシンによる運用、学術情報処理研究、

No.5, 2001, P15∼20

[3] 日立電線株式会社:http://www.hitachi-cable.co.jp/

[4] 日本アルカテル株式会社:http://www.ind.alcatel.co.jp/

參考文獻

相關文件

2 Center for Theoretical Sciences and Center for Quantum Science and Engineering, National Taiwan University, Taipei 10617, Taiwan..

2 Department of Physics, Center for Theoretical Sciences, and Center for Quantum Science and Engineering, National Taiwan University, Taipei 10617, Taiwan..

[r]

Professor of Computer Science and Information Engineering National Chung Cheng University. Chair

Associate Professor of Department of Mathematics and Center of Teacher Education at National Central

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