第四章 紅茶
4.1 世界の紅茶の歴史
お茶の起源の伝説として、紀元前 2700 年頃に、中国では、皇帝の 薬が使われていたと言われる。のちの時代になっても 2 つの伝説が ある。1 つは、樹齢約 1700 年の巨木カメリア・タルエンシスがミャ ンマに於いてシャン州の巴達山に辺りで見つかったというもの。も う 1 つは、中国雲南省から始まり、チベットを経たというもの。そ の後、インドに伝わったのはアッサム紅茶である55。
以下では、各国のお茶の歴史についてまとめてみよう。世界のお 茶の伝播ルートはさまざまである。一つ目は、中国から始まる。主 に「cha(チャ)」と呼ばれている。その後、陸路を通じてヨーロッ パへ伝わった。もう一つ目「te(テ)」は、主にポルトガル人が中国 のアモイを占領した時に、ポルトガル文化の影響を受けたものであ り、またオランダの航海技術に影響を受けて貿易を始めた。その後、
インドのセイロンに伝える。
そして、ルート方法については、te(テ)は海路で伝わった。「cha
(チャ)」は、陸路でヨーロッパに伝わる。陸路ルートは、中国から 雲南から始まり、途中でチベット、ミャンマー、ベンガル、インド、
中東アリア、トルコを経由して、ヨーロッパのギリシャに入ってき た。さらに、最初から朝鮮半島、日本、モンゴル、ロシア、シベリ ア、ポーランド、台湾などに伝わる56。
中国の発展では 8 世紀(801‐899)頃から始まる。最初の茶の記録 については、中国唐代の陸羽『茶経』によれば、茶は南方の嘉木な り(南方之嘉木也…)」の記録がある。この記録から分かると、お茶 は中国の南方で栽培されていたということである57。13 世紀までに中
55 磯淵(2005):48-51.
56 角山(1980):13-14.
57 陸羽(1986):24-30.
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16 世紀頃(1501―1600)に入ると、世界の大航海時代が始まり、ポ ルトガル人は 1516 年に中国を訪れ、その後日本へ行った。1557 年に、
17 世紀(1600‐1700)に入ると、お茶の貿易はますます盛んとなる。
ヨーロッパで茶貿易の先頭に立っていたのはポルトガルやオランダ
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18 世紀(1701‐1800)に入っても、紅茶はまだイギリスでは贅沢品 だと考えられていた。この時代では緑茶が流行っていた。また、よ
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動が起こった。さらに、アメリカの不買運動という現象が続く中、
1773 年に、「ボストン・ティ―・パーティ」71事件が始まった。これ を契機にイギリスに対してアメリカの独立戦争が起こった72。
19 世紀(1801‐1900)に入ると、イギリスで紅茶は非常に広まった。
まず、1823 年に、イギリスのロバート・ブル-スは、インドのアッ
20 世紀(1901‐2000)に入ると、紅茶はすでにイギリスに定着した。
つまり、イギリスの紅茶は上流人士から一般市民まで飲まれるまで
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