1 総則
1.4 属性情報の付与方法
平成29 年度からの当面の CIM モデル(構造物モデル)への属性情報の付与は、次のとおりとする。
・属性情報の付与方法は、「3 次元モデルから外部参照する」方法を原則とする。
・外部参照する方法には、次の方法がある。
①表計算ソフト等で作成したファイルやその格納フォルダへ外部参照する。
属性情報を表計算ソフト等で作成し、表計算ソフトのオリジナルファイルやCSV 形式で保存 したファイルへ外部参照する。
②当該業務・工事の成果・提出物等(図面、報告書、工事書類等)やその格納フォルダへ外部参 照する。
当該業務・工事において、納品又は提出される図面、報告書、工事帳票等のファイルに外部 参照する。
【解説】
CIM モデル(構造物モデル)における属性情報には、付与方法によって次の 2 種類がある。
1)3 次元モデルに直接付与する属性情報 2)3 次元モデルから外部参照する属性情報
平成29 年度からの CIM 事業では、構造物モデルの納品ファイル形式に、オリジナルファイル及び
「IFC」での納品を求めるものとしており、「3 次元モデルから外部参照する」形での属性付与を前提 とする。
なお、「3 次元モデルに直接付与する属性情報」は、当面、IFC でのデータ交換は行えないが、オリ ジナルファイルでは、受注者が当該業務ないし当該工事において、CIM モデル内の属性情報を活用す るために、「3 次元モデルに属性情報を直接付与」してもよい。
次頁に「CIM 事業における成果品作成の手引き(案)」での関連する記述(抜粋)を示す。
また、図 5 に CAD システムでの外部参照による属性情報の付与、IFC によるデータ交換のイメー ジを示す。
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各CIM モデルの納品ファイル形式(「CIM 事業における成果品作成の手引き(案)抜粋」)
オリジナルファイルでの納品を行い、国際標準の採用を念頭に置いて、現時点でソフトウェア製 品がIFC※1 及びLandXML※2に対応しているモデルについては、同ファイル形式による納品を求 める。
なお、上記ファイル単独で完全なデータ交換や有効活用が行えない当面の間は、両ファイルの納 品を求める。
※1 buildingSMART JAPAN「土木モデルビュー定義」
※2 国土交通省国土技術政策総合研究所「LandXML1.2 に準じた 3 次元設計データ交換標準(案)Ver.1.1 平 成29 年 3 月」
CIM モデル 納品ファイル形式
構造物モデル IFC 2x3※1及びオリジナルファイル
「IFC について」(「CIM 事業における成果品作成の手引き(案)抜粋」)
IFC(Industry Foundation Classes)は、buildingSMART International(以下 bSI)が策定した 3 次元モデルデータ形式である。2013 年には ISO 16739:2013 として、国際標準として承認され ている。当初は、建築分野でのデータ交換を対象にしていたが、2013 年にはbSI 内に Infrastructure Room が設置され、土木分野を対象にした検討が進められている。
平成29 年度からの CIM 活用業務及び CIM 活用工事では、構造物モデルのデータ交換形式とし て(オリジナルファイルに加え)IFC を採用し、属性情報は外部参照の扱いとする。
当面、土木構造物としてのクラス定義や(3 次元モデルに直接付与する)属性情報を含むデータ 交換は行えないが、データの長期再現性や、政府調達(WTO・TBT 協定)を踏まえ、現時点でデ ータ交換可能な範囲で国際標準を採用していく。
「属性情報の扱いについて」(「CIM 事業における成果品作成の手引き(案)抜粋」)
「CIM 導入ガイドライン(案)」に基づき、設計や施工段階において、受注者が電子成果品等で ある図面、報告書、工事書類等を属性情報として付与する場合は、各々の成果品格納フォルダとは 別に、CIM モデルの属性情報として格納する。納品された CIM モデルが CIM フォルダ単独で次 工程等で活用できるよう、CIM フォルダ外のほかの成果品格納フォルダへの外部参照は行わず、
フォルダ内に別途格納が必要となる。
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図 5 外部参照による 3 次元モデルへの属性付与~データ交換のイメージ
■設計者側での属性付与時
①構造物モデル格納フォルダ配下のATTRIBUTE フォルダに外部参照するファイルを格納
② 設計者が使用するCADシステムで、部材(オブジェクト)に ファイルを関連付け
ATTRIBUTE TUNNEL.×××
※CADオリジナルファイル
区間△△~△△.○○○
※外部参照ファイル TUNNEL.IFC
※IFCファイル TUNNEL
STRUCTURAL_MODEL TUNNEL
ATTRIBUTE TUNNEL.×××
※CADオリジナルファイル
区間△△~△△.○○○
※外部参照ファイル TUNNEL.IFC
※IFCファイル 電子媒体等で
データ交換
■発注者、施工者側での確認時
①発注者ないし施工者が使用するCADシステム で部材を選択し、プロパティ画面で外部参照
されたファイルのパス(格納フォルダ、ファイル名)を確認
②パスを選択し属性ファイルを表示
※使用するCADシステムによりファイルの閲覧方法 は異なる。
第3 編 12