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第 5 章 結論

5.3 今後の課題

今度の調査により、「じゃないか」のイントネーションおよびその 意味機能、また NS と NNS の使用実態が明らかになったものの、残 された問題点は 5 点挙げられる。

1. NNS の部のデータ数が少ないため、確信の結果であるとは言い がたい。また、本研究で使用した「上村コーパス」は、不特定な国 の日本語学習者の資料から成り立ち、各国の学習者数が少ないので、

地域によって学習者の特性も見られなく、今後はこの点について見 直し、そして台湾の日本語教育に役立てるように、台湾の学習者に 絞って考察する必要がある。

2. 今回の調査で設定した「じゃないか」の 12 種の用法のうち、「共 有経験」や「認識形成の要請」などの産出は、インタビューの形に 制限されている。今後は多様化したコーパスを増やし、すべての用

3. 本調査では教育の場で重要な役割を担っている教科書を調査 の対象にしなかったため、教科書の内容と学習者の使用現状とはど のように関わるかは不明である。これから教科書の「じゃないか」

のイントネーション、またはその意味用法の提出順などを探究して みたい。

4. 筆者が提示した日本語音声教育への示唆は、学習者にとって効 果的に学習できるか否かは教室での実践を行わなければならない。

これについては、今後の課題として実証する必要がある。

5. 今度の調査では、「じゃないか」の前節部分に「の/ん」がつ いているものが非常に多いことが観察されたが、今回はこの現象に ついてあまりに触れていないので、これからの研究課題としたい。

また、「じゃないか」の発話する時のターンの機能、そして「じゃな いか+後節部分」および「じゃないか。」とのイントネーションの差 異も今後、より多い参考資料を集め、さらに深く研究していきたい。

以上 5 点が今後の研究課題である。

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